緑内障治療 病型や経過が患者さまごとに異なる緑内障。診断・治療には豊富な知識と経験が必要です。

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緑内障とは

見え方の変化(右眼のみを示す)

緑内障とは、目を通して入ってきた情報を脳に伝達する視神経という器官に障害が起こり、視野(見える範囲)が狭くなったり、物の一部が欠けて見える病気のことで治療が遅れると失明に至る場合もあります。

主な症状は、見える範囲が少しずつ狭くなっていくことです。しかし、その進行は非常にゆっくりで、両方の目で症状が同時に進行することは稀なので、病気がかなり進行するまで自覚症状はほとんどありません。

緑内障は中高年の方に起こる代表的な目の病気のひとつです。 思い当たるような症状がない場合でも、進行が進んでいることがあるため、定期的に眼科検診を受けることをおすすめします。

「眼科検診が緑内障の
 一番の特効薬です!」

緑内障には、急性と慢性の二種類があります。急性緑内障の場合には、急激に眼圧が上がってしまうため、猛烈な眼痛、充血、頭痛、嘔吐といった症例をともなうことがあります。でも、慢性タイプの緑内障である場合は、初期症状として目の疲れを訴える人もいますが、視野が欠け始めていても、初期の段階では患者様ご自身では気づくことができないため末期に至ってしまうまでわからないケースが多いのです。
緑内障を予防するためにも、まずは当院で検診を受けていただくことをおすすめします。

TEL.6435-8960

緑内障の種類と原因

緑内障にはいくつかの種類があります。それぞれ眼圧が高くなることが原因で、主に原発緑内障、発達緑内障、続発緑内障に分けられ、そこから、さらに開放隅角緑内障、閉塞隅角緑内障とに分けられます。

原発開放隅角緑内障

眼球内の液体である房水(ぼうすい)の排せつが悪いため眼圧が上昇するタイプの緑内障です。慢性的に視神経が圧迫されて徐々に進行するのが特徴で、典型的な慢性緑内障といえます。眼が重く疲れやすい、肩が凝るなどの症状が出る場合もありますが、かなり進行してしまうまで無症状です。

原因

房水の流出口である隅角(ぐうかく)は通常は広くあいていますが、排水部分にある線維柱帯(せんいちゅうたい)が目詰まりすることで、房水が流れにくくなり眼圧が上昇します。この目詰まりの原因として、コラーゲンや過剰なタンパク質の蓄積、線維柱帯を構成する細胞の減少などが上げられます。

正常眼圧緑内障

眼圧は正常範囲なのに緑内障を発症する場合があり、これを正常眼圧緑内障と呼び、開放隅角緑内障に分類されます。近年行われた広範囲な調査の結果から、緑内障の約7割が正常眼圧緑内障で、欧米にくらべて日本人に多いことがわかりました。

原因

正常眼圧緑内障のメカニズムは解明されていませんが、眼圧が正常の範囲でも、なんらかの理由で視神経が傷ついたり、萎縮したりして、緑内障の症状(視野狭窄)が起こる場合があります。それが正常眼圧緑内障であり、しかも40歳以上では20人に1人という高い割合で起こることもわかっています

原発閉塞隅角緑内障

正常な眼では角膜と水晶体の間にある房水が絶えず分泌、排せつを行い、そのバランスを保っています。でも、房水の出口である隅角が虹彩(こうさい)によって塞がれて排せつが困難になり、房水がたまり眼圧が高くなり原発閉塞隅角緑内障を発症。急性と慢性があり、男性より女性に2〜4倍多く生じるとされ、加齢とともに増加します。

原因

隅角が虹彩によって塞がれる原因として、目の前房が浅い、眼軸長が短い、角膜直径が小さい、水晶体が厚い、水晶体が前のほうに移動している等があり、加齢に伴う縮瞳もあげられます。さらに、読書やうつ向き作業は水晶体が眼球の前方へ移動することから、急性発作の誘発原因とされています。閉塞隅角緑内障には房水の排せつ口が軽く閉じたり開いたりを繰り返し、症状が治まったり悪化したりしているうちに排せつ口が慢性的に閉じてしまい、じわじわと眼圧が上がる慢性型と、房水の排せつ口が急速に塞がる急性型があります。

発達緑内障

生まれつき眼内の水の流れ路が未発達であることから起こる緑内障です。高い眼圧によって眼球が拡大するために、涙が多い、光が極端にまぶしい、眼瞼けいれん(まぶたがピクピク動く)、角膜混濁(黒目が白くにごる)、角膜径拡大(黒目がかなり大きく見える)といった症状が現れます。発達緑内障は、できるだけ早く発見し治療を開始する必要がありますので、このような症状がみられる際は、すぐに眼科を受診するようにしてください。

原因

発達緑内障の多くは、原因ははっきりわかっていませんが、CYP1B1という遺伝子の変異が原因とされるケースが報告されています。

続発緑内障

外傷、角膜の病気、網膜剥離、目の炎症など、目自体の疾患による眼圧上昇や、ステロイドホルモン剤などの薬剤による眼圧上昇、さらに糖尿病など全身の病気によっておこる眼圧上昇が招く緑内障です。

原因

続発緑内障の原因として、開放隅角型の続発緑内障には、糖尿病に伴うもの、白内障やぶどう膜炎などそのほかの眼の病気に伴うもの、外傷性のものなどがあります。糖尿病では、網膜症の悪化により酸素が行きわたらなくなるため、房水の排せつ口である隅角に新生血管という新しい血管が延びて眼圧が上昇します。白内障やぶどう膜炎は、炎症を起こし眼圧が上がります。外傷性緑内障は眼球を強く打ったあとしばらくしてから、虹彩のつけ根が眼球壁から外れ、線維柱帯の機能が悪くなって眼圧が上がります。

緑内障は決して珍しい病気ではありません。日本では40歳以上の20人に1人という高い頻度で、緑内障があるといわれ加齢とともに緑内障の頻度は高くなり、患者様のほとんどに視野障害の自覚がないため、自分の病気を知らず健康診断などで発見されることがほとんどです。日本人の緑内障の多くは、慢性緑内障である原発開放隅角緑内障で、特に眼圧が正常な正常眼圧緑内障がとても多いことが知られています。

「緑内障の7割が
 正常眼圧緑内障です」

視野が欠けるというのは、同じ物を見ても部分的に欠けて見えてしまうということです。目の真ん中よりちょっと外側に盲点があり、この視野の中の見えない部分をマリオット盲点と呼びます。このマリオット盲点という視神経乳頭部が通常は影になっているのですが、そこを中心に虹型に上か下のどちらかが欠けてくるケースが一番多く見られます。
わが国の特徴としては眼圧の値は正常であるにも関わらず緑内障を患ってしまう、正常眼圧緑内障が全体の7割以上と言う点があげられます。

TEL.6435-8960

緑内障の治療方法

一度障害を受けた視神経は元には戻らないため、緑内障は完治させることができません。そこで、緑内障の治療は、視神経がダメージを受けてこれ以上視野が狭くならないように、眼圧を下げることが基本となります。

緑内障の検査

眼圧検査

眼圧検査とは、房水によって保たれている眼球内圧(眼圧)を測定する検査です。直接、目の表面に測定器具をあてて測定する方法と、目の表面に空気をあてて測定する方法があります。緑内障の治療経過を確認するためにも重要な検査です。

眼底検査

瞳孔の奥にある眼底を、眼底カメラや倒像鏡という器具を用いレンズを通して観察し、眼底の血管、網膜、視神経を調べる検査で、視神経乳頭部を観察します。視神経が障害されている場合、陥凹(へこみ)の形が正常に比べて変形して大きくなります。緑内障発見のためにも必須の検査です。

緑内障では、視神経乳頭およびその周辺において特徴的な変化が出現します。視神経乳頭あるいは網膜神経線維層の障害は視野異常に先行して検出されます。

緑内障では、特に乳頭部で陥凹(cupping)の拡大が起こってきます。陥凹の大きさの表現はC/D比(陥凹径/乳頭径)で表されますが、緑内障の目安としてこの値が0.7以上といわれています(図右)。また、緑内障では左右差も大きくなる傾向があります。

視野検査

視野の欠損(見えない範囲)の存在の有無や大きさから緑内障の進行の具合を判定します。一点を注視したときに周囲に見える範囲を視野計で測定します。
当院では、ハンフリーフィールドアナライザー(HFA™)を導入いたしました。緑内障ケアでの診断において、自動的に目を追う固視監視機能により、患者様に動いていただくのではなく眼と額の位置を自動的に調整できるため信頼性の高い検査が可能です。

点眼薬による治療

緑内障治療の基本は点眼薬による治療で、まず眼圧を下げるために点眼薬を使った治療を行います。眼圧を下げる点眼薬には、たくさんの種類がありますが、それらの点眼薬の作用は、患者さんひとりひとりで異なります。通常は、一種類の点眼薬から治療を始めて、眼圧を下げる効果や副作用をみながら、必要であれば点眼薬を追加したり、別な点眼薬に変更したりします。 具体的には、房水の産生を抑える効果がある薬や、房水の排せつを促す効果がある薬を点眼して、眼圧を低下させます。もともと眼圧が高くない人でも、眼圧を下げることによって、病気の進行を抑えることができます。

外科的療法による治療

点眼薬を使っても、視野の欠損が進行してしまう場合や、下図のように、激痛を伴う急性緑内障の患者様に対しては、すぐに「虹彩光凝固術」を施術します。レーザーを虹彩の周辺に照射し、バイパスを形成し、防水の循環を改善します。
慢性緑内障の患者様に対しては、「隅角光凝固術」等を施術します。手術で線維柱帯の一部を選択的に取り除いて房水の排せつを改善する方法等がなどがあります。
また、診察から緑内障を起こしそうな方にも、予防接種的に前もってを施術を受けて頂くことをおすすめしています。
緑内障とは、一度発症したら一生付き合っていかなくてはならない病気です。信頼できるお医者さんにかかり、根気よく治療を続けていくことが大切です。

緑内障の新しいレーザー治療法

SLT:選択的レーザー線維柱帯形成術
新機器 LIGHTLasSELECTOR™ライトラスセレクター導入!

新機器 LIGHTLasSELECTOR™ライトラスセレクター

これまでのレーザー治療は、診断後に目標眼圧を設定の上で点眼を開始し眼圧下降が不十分であれば点眼の変更や追加を行うというもの。それでも視野障害の進行が押さえられない場合には手術に踏み切るというのが一般的でした。

そして新しいレーザー治療法SLT: 選択的レーザー線維柱帯形成術が登場しました。最新の機器LIGHTLas SELECTOR™ライトラスセレクターを当院に導入いたしました。

SLTは高い臨床効果が証明されたレーザー治療のひとつで、緑内障による眼内圧の低減治療の第一選択肢としても有効で、薬剤による治療との併用にも適しています。複数回の手術の可能性、副作用の少なさ、生体の自然回復力に働きかける機序、という極めて安全で、実用的、スマートな施術です。 

最近の調査では、このような熱作用に頼らない、ナノ秒レベルの技術が加齢黄斑変性や 糖尿病性網膜症のような網膜の変性疾患に生体的回復のメカニズムに働きかける作用も報告されており、こうした中でもLIGHTLas SELECTOR™ライトラスセレクターは最も機能的で用途の広い装置として注目されています。

 

SLTレーザーでの治療について

線維柱帯というのは眼内で作られた水「房水」が排水溝へ抜けていく際に通過する網の目です。この網の目の流れを特殊なレーザーによって改善し、眼圧を下げる治療です。…古くから同様の方法としてALT(アルゴンレーザー線維柱帯形成術)という治療がありましたが、効果が一時的である事が多く、線維柱帯の組織を破壊してしまうという欠点がありました。SLTの最大の特徴はメラニンだけを標的とし、組織破壊を伴わないという点です。合併症のリスクも非常に少ないため施行しやすく、ALT同様眼圧が再上昇する場合もみられますが繰り返し治療を行う事も可能です。

※患者様によってはSLTが適さない場合もございます。適切な診断を行いますので、ご相談ください。

レーザー手術イメージ

  • ・日帰り、点眼麻酔で治療
  • ・個人差がありますが、痛みはほとんど有りません
  • ・所要時間は、片眼に付き約2分。
  • ・手術のため、入られている生命保険が利用できる場合が多い
  • ・他の治療と違い、必要に応じ繰り返しの治療が可能


緑内障は早期発見がポイント!
40歳を超えたら、年に1回は人間ドックや健康診断を受けましょう。
一度失った視野は元には戻らないため、
自覚症状の出る前に発見することが重要です。

「眼科医選びが
 緑内障治療の要(かなめ)です!」

40歳を超えたら人間ドックなどの健康診断でも結構ですが、一度は眼科で緑内障の検査を受けてみることをおすすめします。ただしそのときにキモとなるのが“眼科選び”です。実は、眼底検査でしっかり調べる、目の中の状況をしっかり的確に診察ができるというスキルを持った眼科医が以外と少ないのが事実。みんな機械に頼ってしまうことが多いようです。ただ眼底カメラで写真を撮って二次元的なフィルムを見るよりも、まず眼科医の目で三次元的に、直接診察をすることから得た結果で判断をしていかないと、機械による診断で大丈夫に見えても、実は緑内障の疑いがある方が結構多いのです。

TEL.6435-8960

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東京都港区虎ノ門4-1-7
第一松坂ビル4階
日比谷線神谷町駅4b出口 徒歩30秒

錦糸町眼科クリニック
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最寄駅 日比谷線神谷町駅4b出口 徒歩30秒

(ご予約・お問い合わせ)03-5575-5770


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